「混合→母乳」経験談/管理人 駄々の場合


〜小児科入院中〜

出生後すぐの発熱・発疹はとりあえずひいたものの原因がわからないため、産院を退院したその足で大きな病院に行って診察・検査をうけました。 そして、原因を調べるためと経過を見るため、そのまま小児科に入院。
不安だらけのまま、私は付き添いで病室に泊り込みになりました。

夜中は2時間おきに泣いておっぱい。飲みながら寝るけれどコットに置くとすぐ泣く。 なんとか眠ってしまえば2時間寝るけど、眠るまでが長いので3時間も4時間も暗い病室でひとりぼっちで授乳。孤独な時間でした。
見回りにくる看護師さんが「足りないんじゃない?ミルク出しましょうか?」と声をかけてくれます。 哺乳瓶は家に置いたままで持ってきていなかったので、病院の哺乳瓶を借りてミルクを飲ませようとしたけれど、舌で押し出してしまうので、また一苦労。 看護師さんが飲ませると飲む....なぜ?でも、飲み終わって看護師さんが出て行ったとたんに、ほとんど吐いてしまいました。

次の日、看護師さんたちが「そんなに心配なら、いちど哺乳量を調べてみましょうか」と言ってくれたので、授乳前と授乳後に体重を量ってみると、+10g。
3〜4人の看護師さんが顔を見合わせて「飲んでないね....」。
このときのショックはそれはそれは大きかったです。
「私、おっぱい出ないんだ。そういう体質なんだ....」
信じたくないことでした。でも、体重計のデジタル表示は「出てないんだよ」と冷たく示しているようでした。

入院中、乳首のトラブルにもあいました。赤ちゃんの「吸う力」はものすごいからでしょうか、私の乳首には小さい水ぶくれがいくつも... これが破れて血が出て痛い!ニップルシールドを買ってみましたがいやがって飲みませんでした。

息子の発熱・発疹の原因は、産院でのMRSA院内感染でした。息子自身はもう大丈夫だそうで、小児科病棟に入院している他の子供たちへの感染を懸念して、最後は「早く出てってくれ」ぽい対応が悲しかったです。 入院生活は5日間で終了しました。

おっぱい→寝ない、泣く→ミルク→哺乳瓶を舌で押し出す→無理にでも飲ませる→吐く... そんなことを繰り返し繰り返し、哺乳瓶でミルクを飲むことにも少し慣れてきたみたい。混合でいくしかないのかなぁと寂しい気持ちでした。


ちなみに、この病院の産婦人科で「母乳相談」を受け付けてくれると聞いて、退院してから行ってみましたが、 産院退院時から相談当日までの体重の日割り増分値を計算したのと、授乳前と授乳後の体重の差を見て、 その数値だけで「ミルクをたして体重をふやしてあげないと、赤ちゃんがかわいそう。体重を増やしてあげよう!」というだけの内容でした。
母乳育児のコツなどを教えてもらえるかと、ささやかながら期待していましたが、ダメ出しをもらったような状況でした。

それでも、まだまだあきらめきれないでいたのです。

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