「混合→母乳」経験談
うるまるさんの場合
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〜この状態に耐えられず、いったん休むことにして〜
母乳のみになった時期 : 2ヶ月半頃
初めての出産です。
妊娠中に育児本や、インターネットで母乳育児のよさを知り、母乳推奨の病院で出産しました。
母親学級にも参加したのですが、母乳学級にだけは、都合がつかず、行けませんでした。
マッサージもたま〜にするくらいで、ほとんどやっていなかった状態です。
出産のほうは、予定日を大分過ぎても出てきてくれないので、促進剤を使って二日目、ようやく3410gの男の子が生まれました。
生まれてすぐ、助産師さんが吸わせようとしてくれましたが、乳首の先をちょちょっと吸っただけで、ぐっすり寝てしまいました。
その後、4日間の入院で、助産師さんが吸わせ方を教えてくれたのですが・・咥えてもすぐに離してしまったり、いやがったり・・。
私自身も、なれない抱っこで緊張し、また乳首が咥えるときにかまれて痛くて、手に汗がびっしょり。赤ちゃんの頭の毛が濡れてしまうくらいでした。
そして、そのとき初めて、扁平乳頭気味であることを知ったのです。
いつもは扁平で、吸われたり、寒いときには出てくるのですが、洋服を着ると、服に押されてまた乳首が埋まってしまうという感じです。
また、乳首が短かったため、赤ちゃんにとっては吸いにくかったようです。
含ませるときは怒って「ウゥ〜ウマッ!!!」と叫び、飲んでいるときは「フンウ〜ゥ!ウ〜!」と文句を言っていました(笑
また、どうやっても上唇を巻き込んで吸うような状態で、指でめくろうとしても、なかなかうまくめくれません。
大きな病院で、看護師さんや助産師さんが入れ替わり立ち代り、吸い方を教えてくれたのですが、なかなかうまくいかず・・
乳頭保護器を使い、たて抱っこでようやく少し飲んでくれるようになったところで退院。
その後の一ヶ月は、本当に辛い授乳でした。
3時間おきといわれていたのに、寝過ごして落ち込んだり。
病院でやっていたときのように、うまく含ませてあげられなかったり。うまく吸い付いてくれるまでに20分以上かかることはざらでした。
何より、乳首の激痛が一番でした。
乳首の周りが全部切れて、痛みに泣きながらの授乳。
母と夫は「そんなに辛いならミルクにすればいい」と言ってくれたのですが、やっぱり母乳をあげたい・・という気持ちがあり、
ミルクを足すたびに、落ち込んでいました。
乳首が痛いので、搾乳→足りない分をミルクで足す。という方法もやりましたが、搾乳に一時間以上かかり、疲れてしまいました。
この時は、
おっぱいをとりあえず吸わせてみる(20分くらい)
↓
搾乳+ミルクを準備、あげる
↓
げっぷ(これもなかなかでなかった・・・泣)
↓
哺乳瓶洗って消毒
↓
別の哺乳瓶に搾乳(一時間)
この他に、オムツ交換(当時は布でした)、ゴハン作り、掃除、洗濯
・・・寝る時間がない・・・
他のお母さんたちは、もっとがんばってるんだろうなあ、双子ちゃんとか、いっぱい子供さんがいる家庭は、私なんかよりもっともっと、大変なのに・・なんで私はこんなにダメなんだろう。こんなお母さんでごめんね・・・。
と、赤ちゃんには、すごく申し訳ない気持ちでいっぱいで、毎日毎日悲しいのと、疲れと、痛みで、おかしくなりそうでした。
4週間ほどして、この状態に耐えられなくなり、ミルクをメインにして、乳首を休めることにしました。
搾乳も1時間以上していたのを、10分ときめ、夜は搾乳すらしませんでした。
疲れと、痛みはなくなりましたが、母乳と違い、ミルクは泣いても足してはいけないと言われていたので、この時は、お腹が減ってるんじゃないか、という心配がでてきました。
助産師さんに相談したところ、「赤ちゃんは泣くのが仕事なんだからしょうがないのよ。体重が増えていれば大丈夫。」と言われ、なんとかやり過ごしていました。
そして2週間ほど乳首を休め、完治してから、もういちど吸わせてみると、痛みが減っていることに気づきました。
赤ちゃんも、吸いやすくなったのか、文句を言わなくなりました。(笑
そこからまた希望をもちはじめ、
痛くなったらミルク。大丈夫になったら母乳。これの繰り返しです。
朝だけはよく張っているので朝と、夕方泣きがあったので、そのときに吸わせてあげられるように、夕方の計2回くらいを母乳にして後はミルクをあげていました。
そんな中、母乳外来が良いということを聞き、個人の桶谷式母乳外来に行くことにしました。
助産師さんに、咥えさせ方を見せると、自分が思っていたよりも、さらに深く咥えさせたほうが良いということがわかりました。
うちの子は相当あごの力が強く、口をあまり大きくあけていなかったようです。
助産師さんにも「唇の力も、顎の力も相当強いね〜!お母さん負けないで!笑」と言われました。
横抱きでくわえさせてから、上唇をしっかりめくり、下あごをぐぐっと下げてもらうと、それまでの痛みが少し軽くなりました。
うちに帰ってからも、しっかりめくる、顎を下げる、ということに気をつけて授乳していました。
痛みも減ったので、授乳回数をちょっとづつ増やしていきました。
ちょうどこの頃、授乳クッションも固めのものに変えて、横抱きしやすくなりました。
ある日、「もう今日はどんなに泣いても、おっぱいだけでやってみよう」と思い立ち、やってみると、以外にも泣かず、機嫌もよさそうでした。
その日から、完全母乳に移行することを決めました。
ミルクの缶を開けたばっかりだったのに・・・笑
こうして、約二ヵ月半で完全母乳になりました。
私がここまで完母にこだわったのは、もちろん赤ちゃんの栄養面や災害などの緊急時にも対応できるというのもありましたが、
ただ、楽をしたかったのです。(言い方は悪いですが・・)
夫は帰りが遅く、近くに助けてくれる親や知り合いもいない。
出かけるときに、ミルクとお湯をもって、哺乳瓶を持って・・・哺乳瓶の消毒もしなければなりません。
めんどくさがりの私にとっては、いつでもさっとあげられる母乳が一番よかったのです。
おっぱいは本当に楽です・・・
そして何よりも、おっぱいを飲んでいるときの顔が、かわいくてしょうがない!
これが心の支えでもありました。
おっぱいが小さくて、扁平乳頭でも、なんとか完全母乳になれました!
このサイト様にも母乳不足感に悩まされたときなど、ずいぶんお世話になりました・・・!
長文になってしまいましたが、おっぱいが小さい方、乳首が傷だらけで辛い方、扁平乳頭の方がこれをみて、希望をもってくれたらと思っています。
一緒に子育てがんばりましょう!!
2012/06/13に寄稿いただきました。
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