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2010年04月30日
見てー と言われたら
次男が学校から帰ってきて、ランドセルからなにやらガサゴソ出して
「かーちゃん、見て!! 地図書いたの!」
見ると、3本の楕円のようなにょきーっとしたものが用紙の下から上に放射状にのびていて、その先に○とか□とか山みたいな絵が描いてあります。はっきりいって、「ナンデスカ、コレハ?」
でも、そうは言いませんよ。
「へー、地図、書いたんや」
「うん、えっとね、ここがボクの家でね、これが学校!」
「学校を出て、ずーっと歩いて、曲がって、ぴーって言ったら家に着くねん」
「ほおほお、なるほどなぁー」
「トモくんが自分で考えて書いたん?」
「うん!!」
「そうかぁー。」
「ほんで、こっちの山みたいなんはなに?」
「えっとー・・・・」
「・・・・・すべり台!」
(´▽`*)
「そうなんや~」
「うん!」
「これで、今度宝探しするの!」
「そうなんやー、楽しみやなぁ」
「うんっ!!!」
ついつい、子供が「見てー」と持ってくると
批評、評価をしてしまいがちです。
地図らしい地図かどうか、とか
ちゃんと道順がわかるようになってるか、とか。
そんで、
「ここつながってないやん」とか
「学校から家までこんな曲がり道ないやん」とか
ツッコミいれたりして。
でも、子供は、純粋に「見てほしい」んですよね。
「上手だよ」といわれればもちろんうれしいんでしょうけど
それよりもなによりも
「見た人が興味を持って聞いてくれること」
がうれしいんです。
これはきっと大人だって同じですよね。
けなされて「なにくそっ」ってがんばるのは
もっともっと大きくなってからでいいんです。
見てもらえたー、楽しかったー、また書きたいー
そんな感覚がのこったら
この先また同じ事をしたときに
こんどはこうしてみよう、ああしてみよう
前向き、上向き、そんな気持ちで取り組めるし
だから上手になっていくように思います。
子供が自信をもてるように、たくさんほめましょう。
なんて言いますけど、
とってつけたようなほめ言葉はいらないし
ほめるために何かをさせて、上手にできたらほめる
というのは、調教みたい。
相槌を打ったり、相手のいった言葉を繰り返して言ったりしながら
興味を持って
へえー、ほおー、と聞くこと。
それだけで、子供は満足するし、
その満足感が自信につながるんだと思います。
「○○ができる」という自信もいいけど、
安心感や満足感からくる、「根拠のない(?)自信」
根拠がないわけじゃないけど、大人になったらその自信はどこからくるのかなんて忘れちゃって思い出せないけど、でも、これでいいのだ!みたいな自信。
それをしっかり育ててあげたいな、と思います。
「聴く」の達人は、この方です。
かめおかゆみこさん
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