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2010年04月21日
季節を感じて
ぽかぽか陽気の昼下がり、
特に行き先のあてもなく、三男と散歩にでかけました。
通いなれた幼稚園や小学校へ行く道を、ぶーらぶら。
公園横の低いブロック塀づたいに歩いたり、
市営住宅の横のフェンスにつかまりながら歩いたり。
歩ききるたびに
「やったーっ!」
「ゴール!」
なんて言って、すごく満足そうです。
いつもは、お迎えの時間が迫っていたり
参観日の時間が迫っていたり
幼稚園のグループ登降園で寄り道してられなかったりで
「早く早く、行くでっ!」とせかして
最後までさせてあげてなかったので
なんだか私も満足。
しばらく歩いて、三男はふと立ち止まって
自分のズボンのポケットをゴソゴソ・・・
なにやら取り出して、私に
「ハイ、りんご」
手には何にも持ってません。
とりあえず、受け取ります。
「これ、食べていいの?」
と聞くと
「うん」
と言うので、むしゃむしゃ食べるまねをしました。
三男も食べています。そして
「まだまだ、りんご、あるからね」
^^;
「そっかー、じゃ、またおなかすいたら言うね」
そういって、歩き出しました。
しばらく行くと、また
「はい」
と何か渡してくれます。
「・・・これ、どうしたらいいの?」
と聞くと
「えっとー・・・・」
言いながら、私の服にポケットがないか探しています。
「お母さんの服、ポケットないから、かばんに入れとくわ」
「うん!」
彼が取り出したものは、なんだったんでしょうね?
またしばらく歩いて、
よそのお家の玄関先に腰掛けて ←おいおい
今度は、さっきかばんに入れたものを出してほしいと言います。
かばんから、取り出す動作をして
「はい」
と渡すと、左手にそれを持ち、右手を手刀にして
「しゅっ」
と切る動作をして、パクパク。
今度は右手に持って、左手で切って、パクパク。
「はー、おいしかった。さっ、行こっか」
^^;
おーい、今度は自分だけ食べたのね。
彼の頭の中では、壮大な冒険ストーリーが展開しているのかもしれないですね。
冒険の途中の一休み。
天空の城ラピュタで、パズーとシータが目玉焼きの乗ったパンを食べてるシーンとか思い出しました。
(*^。^*)
それからも、路側のブロックにあいた穴をしゃがんでのぞきこんだり、
走ったり止まったり、
怪傑ゾロリの歌を歌いながらジャンプしたり。
遊具がなくても、歩くだけでこんなに楽しいってすてき。
街路樹は八重桜、これから満開を迎えるので
今は5分咲きくらい。
もうすぐこの道はピンクの桜ロードになります。
よそのお宅の植木鉢やお庭でいろいろな花が咲いていました。
雑草もかわいい花をつけてました。
「かわいいねー」
「きれいねー」
そんなことをつぶやきながら、なんだかずっとにこにこ笑ってました。
こういう時間ってとても大切。
わかっていても、つい必要な用事だけで一日を終えています。
今年は、もっと「特にあてなく」外にでよう!