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2007年09月23日

ヒト:いえいえっ  お見舞いに

昨日、祖母のお見舞いに滋賀県まで出かけた。

先日、施設で過ごしている祖母が具合が悪くなり救急車で病院へ運ばれたらしく、水曜日に弟夫婦が「両親と一緒にお見舞いに行ってくる」と連絡をくれたのだった。
祖母には カズキがおなかにいるときに会ったきりだから、、、もう6年会っていない。もしかしたら、今行かないともう会えないかも、、、と思い、私もお見舞いに行くことにした。

両親たちの話によると、「寝たままで、もうボケて相手が誰かもわからないし、話もできない」ということだったので、ひ孫を見てもらうのは無理だなぁと思っていたのだが、キレイな病院の明るい病室に入っていくと、ベッドを起こして背中に枕をあててもらって、祖母は上体を起こしてすわっていた。目も覚めていて、呼びかけるとこちらを向き、「アナタ誰ですか~?」というような反応ではなく私のことをちゃんとわかってくれているようで、右手で涙を拭くようなしぐさをしたり、手を握ると、握り返してくれた。

「ずーっと会いにも来んと、ごめんな」
「私、3人の男の子の おかーさんになってんで」
「(マサヤを見せて)これが三人目。7ヶ月。マサヤっていいます」
「(トモヤを見せて)これが二人目。3歳。トモヤです。私にそっくりやろ?」
「(カズキを見せて)これが長男。5歳。もうすぐ6歳。カズキです」
「この子がおなかにいるときに、会いに来てくれたんやんな。ありがとう」

話しかけると、そのたびに何度もうなづいてくれた。
チビーズの手を握り、マサヤの頬をなでてくれた。「そうか、そうか」というように何度も何度もうなづいて。

一生懸命、何か言おうとしてくれるのだが、肺炎を繰り返して肺がほとんど機能していないらしく、苦しそうで声にならない、言葉にならなかった。

少しでも気持ちが和らげばと思い、サンダルウッドの精油を持っていってティッシュに含ませ、おばあちゃんの顔に近づけると、くんくん香りをかいで、うなづき笑ってくれた。

15分か20分くらい、そんなふうにして過ごしたが、チビーズがあまり長持ちしない。
「のどがかわいた~」
だのナンだかんだといいながらだんだんじっとしていなくなったので、名残惜しいけれど帰ることにした。

「また、連れてきたげるよ。また来よう。」

そうダンナが言ってくれた。
そやな、おばあちゃん、またくるわ。


帰る途中、京都南で高速を下りて弟夫婦のところへ寄り道。

「おばあちゃん、起きてたで。」
と、様子を話すと
「ほんまー!?俺が行ったときはずっと寝てたのにー (;´Д`A ```」

私たちはラッキーだったようだ。

2時間弱、弟夫婦のところでお菓子を食べてのんびりおしゃべりして帰途に着いた。
お見舞いに行く前に、面会時間までの間、琵琶湖の和邇浜(わにはま)の水泳場(海ではないので海水浴場とは言わないv)を散策して、ここでもやはりバッタをおいかけていたカズキとトモヤ。カズキは体力があるがトモヤはもやしっ子なので、やはり車の中で撃沈。お約束ですな。


暑いとはいえ、行楽シーズンの三連休初日、快晴。行きの道路は混むだろうと予想して10時前に出発、自宅に到着したのは18時前だったので一日仕事だったよ。

おばあちゃんを目の前にすると、何から話をしたらいいのやらで、結局たいしたお話はしてあげられず、帰り道に「あれも話せばよかった」「こんなことも話したらよかったのに」私ってなんでこんなに本番に弱いのっ!!
機転が利かない、すぐテンパってしまう自分が情けなかったなぁ。
そうダンナに言うと
「また来週も行く?」
だって。

フットワークの軽いダンナに感謝です。
来週行くかどうかはさておき、また会いに行こうかな。



▽▲▽ ばんごはんはネ ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲



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