母乳育児のツボ


◆乳房マッサージについて

母乳育児をするために乳房マッサージ(手技)が必要かどうか、というと、必ずしも必要なものではありません。 乳房マッサージは日本独特の習慣(?)なのだそうです。海外でこういうことを実施しているところはほとんどないのだそうです。

マッサージをしなくても、母乳は出ます。

マッサージに行って母乳がよく出るようになったという話はよく聞きますが、効果があるのでしょうか?気になりますよね。
私は、マッサージそのものの効果というよりも、マッサージをしてくれる相談室や助産院へ行って、助産師さんとお話をして、悩みを聞いてもらったり励ましてもらったりすることで、リラックスしたり自信をとりもどしたりするという効果があるのではないかと思います。 その結果、母乳の出がよくなったと感じるのではないかな、と。
現在の日本の「母乳育児をしたい人への支援環境」はお粗末なものですから、なかなか相談する相手もありません。 ストレスが溜まると母乳が出にくくなることは意外と知られていませんが、とても重要なことなのです。
助産師さんとお話をして、大丈夫だよと励ましてもらって、マッサージをしてもらってぴゅ〜っと飛ぶ母乳を見て安心してストレスが軽減すれば、それだけでも行ってよかったと感じるだろうと思います。

ただ、マッサージをしてくださる方の考え方も一様ではありません。
食事について、生活全般について、授乳の方法について、いろいろ厳しく指導される方もありますし、 話などしないでマッサージだけして終わり、という方もいらっしゃいます。 病院選びと同じように「その人の主義」や「その人との相性」がありますから、マッサージに行きさえすればリラックスできる、安心できる、ということではありません。
リラックスできるつもりで行ったのに、逆に嫌な思いをして帰ってくる羽目になるという可能性もあるということも知ったうえで試してみるならよいのではないでしょうか。ちょっとした賭け、でしょうか?

また、プロのマッサージを受けなくても、乳房の血行を促進させることはある程度自分でもできます。
出産した病院で指導を受けたり、育児雑誌などに掲載されているのを目にしたことがあるのではないでしょうか。
授乳前や入浴時に少し実施すると、乳房の血行がよくなり、一時的に母乳の分泌がよくなることもありますし、リラックスに役立つかもしれません。
ただし、素人がやることですから、強くしすぎると乳腺や乳房周辺の筋肉を傷める場合もあります。静かにゆっくりと、そしてやりすぎないように注意してください。

本当に、マッサージをしなくても、母乳は出ます。

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