母乳育児のツボ


◆母乳だけで足りているかどうかの目安

赤ちゃんが母乳を十分飲んでいるかどうかの目安は、「おしっこの量」です。量といっても「○ml」と毎回計るわけではありません。
濡れたオムツを数えてみてください。

生後3日〜4日目以降なら、24時間に布オムツで6〜8枚、紙オムツでも5〜6枚がしっかり濡れていれば、まず大丈夫です。
「しっかり濡れている」って?
オムツに30〜60mlの水をかけてみるとおよその1回量がわかります。
JALC 母乳育児FAQより引用−

夏場などは、汗をよくかきますから少しオムツが軽めのこともあるかもしれませんが心配いりません。 しかし、いつも、濡れたオムツの数がこれより少なく、さらに赤っぽい色であったり臭いが強い場合は、母乳育児に理解のある医療者に相談するほうがよいでしょう。

そのほかは、赤ちゃんの肌の色艶、ご機嫌かどうかなどの全体的な様子を見ればよいのですが、「泣く=足りない」と考えないことが肝心です。
よく泣いていても元気に力強く泣いていれば大丈夫。 でも、弱々しく泣く力すらもないような様子の場合は、母乳育児に理解のある医療者に相談するほうがよいでしょう。

「乳房が張っていないから」「授乳間隔が3時間開かないから」「夜も3時間おきに起きるから」「よく泣くから」「寝かせてもすぐ起きるから」「体重が増えていないから」
周囲の人は、いろいろなことをとりあげて「母乳が足りない」「ミルクを足しなさい」と勧めるかもしれません。
しかし、多くの人が言う「足りない証拠」は、実は証拠ではない場合が多いのです。
即ミルクを足すのではなく、もうしばらく赤ちゃんの様子をじっくり見てあげてください。



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