母乳不足感を克服しよう!


◆体重が増えない

毎日のように体重を量ることはやめましょう。少しの増減に一喜一憂することはストレスのもとになりがちです。
体重をチェックすることは悪いことではありませんが、もう少し中期的(半月〜1ヶ月単位くらい)に増加の様子を見ることをお薦めします。
それでは、どのくらい体重が増えていればいいの?ということになりますが、
WHO(世界保健機構)が出したガイドラインによると、母乳不足と判断する基準は「生後1ヶ月目の体重増加が450g以下の場合」なのだそうです。 また、ラ・レーチェ・リーグによると「最初の3〜4ヵ月は、1ヵ月に450g以上増えていればよい」といわれています。
日本の1ヶ月検診では「体重増加が1kgないとダメ」などといわれることもあるようですが、赤ちゃんが元気で上記の目安をクリアしているなら心配要りません。

母子手帳に書かれてある成長曲線は、ミルクのみの子、混合の子、母乳のみの子、全部どんぶりに入れての平均値を計算したものです。 ミルクを飲んでいる子は体重が多い傾向にありますし、母乳のみの子はそれに比べると体重は少なめの傾向にあります。 これらをどんぶり勘定すると、平均値が体重が多い方向に偏ることは明らかです。

赤ちゃんの肌の色艶がよく元気であれば、体重は成長曲線よりも下であっても問題ないですし、成長曲線の下端に沿うような形で徐々に増えていれば心配要りません。
昔はまるまる太った赤ちゃんを「健康優良児」などと表彰したりもしていたようですが、幼児期にもなると「太りすぎはダメ」になるのになぜ赤ちゃんはぶくぶく太らせようとするのでしょうね。不思議なことです。

保健師や小児科医や栄養士の方々が「体重の増えが悪い」と、ミルクを勧めることが多いのですが、本来ならばミルクを勧める前に母乳の量を増やす方法を指導するべきなのです。 ミルクを勧められたからと落胆せずに、母乳で続けていくための支援をしてくれるグループや助産師さんを探してみるのもよいかもしれませんよ。



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